FCシリアルという一時期製造されたEpiphoneのレスポールです。ヘッドはEpiphoneヘッドですが日本製でデタッチャブルネックという不思議な仕様です。ナット幅44mm（ナットはやや狭い43mmの牛骨に交換されています）、ネック形状は少し太めの59タイプです。おそらく1995年製と思われます。重量は3.8kg。

Made in Japanと思われるこのエピフォンレスポールは、表面をフレイムメイプルのフォトプリントシート貼り、その下のトップ板はメイプル、バック材は木目が綺麗なマホガニーです。Orvilleにも同様の仕様が有るレスポールです。

内部キャビティなどもとても丁寧な作りで、特にネックジョイントのネジ止め部は秀逸です。背面にはネジが見えないタイプです。入手時点で多くのパーツが付いていなかったため交換部品が多くオリジナル度は大変低いです。

ピックアップはフロントにディマジオ DiMarzio DP103、リアはギブソン Burst Bucker #3を取り付けています。（見た目があまり良くないですが）バーストバッカー タイプ3は入手でリード線が短いものだったのでキャビティ内で繋いでいます。写真で赤く見える箇所です。

電装系はCTS A500Kポット、オレンジドロップ0.022μFを使い全て交換しています。3ウェイトグルスイッチは国産のものを使用しています。電装系にガリなど不具合はありません。

フレットの残りは6〜7割程度、低音側にややエクボがあります。擦り合わせ可能な範囲かと思います。ネックは現状ストレートでトラスロッドは締め方向は残りわずかです。緩め方向は回ります。

背面のボディサイドにやや欠けている傷が数箇所あります。ネック上部、ヘッド周辺は線傷が多少あります。そのほかトップ面など目立つ位置は傷はほどんなくとてもです。

オリジナルのプラ製のジャックプレートは割れが見られます。ストラップピンは位置修正を行っていますので上下とも元の穴痕があります。背面のスイッチパネル、コントロールパネルは汎用品をサイズを合わせて削って装着してます。（オリジナルはクリーム色のものです。）

ペグはオリジナルです。しかし3弦のキーストーンボタンに割れがあります。長年使用できていますが念の為予備を買ってあり多少色が違いますがそちらもお付けします。ピックガードは付属しません。

これら写真でご確認ください。

付属するものはEpiphone製の厚手のギグバッグです。（『E』の刺繍が取られています）。あとは予備のペグ1つ、オリジナルと思われるコントロールパネル1枚となります。

気になる点は入札前になんでもご質問下さい。