2016年インドヒマーチャルプラデッシュ州マナリでの購入品で、このセットで使用されていたかどうかは不明。古いジービーズないし天珠は天然の白い模様を活かしたものが有り、個人的には白抜きのエッチング技法はこの白色模様を人為的にコントロールする試みから生まれたと思っています。うち2個の茶色地のもののうち円筒形に近いものはチベット天珠の外形からやや離れている感じですがチップキズが3カ所有り、それぞれの断面摩滅度が異なり永い使用時代感を感じます。2個とも瑪瑙に穴を開けた後に穴の周囲を削り取る古代的な製作法です。不透明の2個はデザインがよく似て同時使用の可能性が有りそうですが、一方にはビーズの状態で野外に転がっていた時期を推察させる多くのコンコイダル痕が残っています。残る1個の中央には1周するキズが有り、紫外線下で見ると接着剤らしい蛍光が見られ、チベット相続の財産分けによく有る天珠の中央破断の後に近年になって接着されたと想像しましたが、これについては自信ありません。各長さ４２／４０／３１／２９／２８ｍｍ。マナリ周辺の風物写真CD添付。送料無料。